新人看護師にこそ知ってもらいたい、急変対応のアレコレ

急変対応に慣れる方法

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どうすれば慣れるのか

どうすれば慣れるのか

急変対応は緊急度が高く非常に緊張します。特に新人看護師にとっては負担が大きいかと思います。どうすれば急変対応に慣れることができるのか、詳しく見ていきましょう。

イメージトレーニングをする

急変対応に一度でも失敗してしまうとその経験がトラウマとなり、それ以降も同じような場面に遭遇すると緊張で思考が停止し、上手く行動できなくなってしまいます。そうならないよう日頃から取り組んでおきたいのがイメージトレーニングです。急変対応のイメージがあやふやなままだと誇大な妄想を抱き、必要以上に恐れてしまいます。常に「今急変が起きたらどうするか」をイメージしてください。チームのメンバーや受け持ちの数は日によって違います。その中で臨機応変に対応していかなければならないので、日頃から急変対応のイメージを持っておき、いざという時に余裕を持って行動できるようにしておきましょう。

物品をチェックする

急変対応のイメージトレーニングをした後は実際に使用する物品をチェックし、ある程度慣れておきましょう。そのために救急カートの点検を自ら積極的に行うようにしてください。救急カートには急変対応に必要な物品が揃っているので、何がどこに入っているかなどを事前に把握できます。普段は使用しない物品も多く、いざという時に手間取らないように日頃から手に取って慣れておくことが大切です。夜勤で時間が空いた時などにチェックすることをおすすめします。

実践で慣れる

効果的なのはやはり実践を通して慣れる方法です。ある程度の訓練が必要なので、急変対応に関する講習会が開かれる際には積極的に参加してください。一度だけでなく、定期的に参加しましょう。蘇生処置はガイドラインの改定が多いので、常に最新の知識を学ぶ姿勢を持ってください。それが自信にもつながります。苦手意識を持っている人は特に重要なポイントです。
また、急変対応の流れの中で使用する薬剤や医療機器をあらかじめ覚えておくようにしましょう。ある程度パターンを把握し、状況に応じて行動するスキルを身に付けてください。体格の大きい患者の急変対応を行う際に必要な挿管チューブはどの程度の太さになるでしょうか。事前に具体的なイメージ持っていれば先回りして物品を揃えられます。そうすることで処置がスムーズになり、結果として患者の命を助けられる可能性が高まります。パターンを覚えるためには何度も経験して自分の体に覚え込ませなければなりません。講習会に参加するだけでなく、実際の急変対応を行う際にも躊躇せず積極的に行動するように心がけましょう。

急変対応が不安なあなたへ